中野信子

中野 信子の名言集

男性の脳と女性の脳は構造的に違います。たとえば言語のコミュニケーションに関係する上側頭回は、女性のほうが大きいという傾向があります。上側頭回が発達していると、人とコミュニケーションを取ることで満足を得られます。つまり女性は、意味のないことでもおしゃべりしていることが癒やしになるのです。一方、男性は感情を引きずりやすく、むしろ孤独になることで癒やしを得ます

得意なことだけを貫く。これは一見自己中なようですが好結果を残すには大事な要素。

脳にも個性があり、使い方があります。運がいいとされる人たちには、科学的に説明がつく行動パターンや脳の使い方があることが分かってきました。

運がいい、悪いは自分で決めること。自分にとっての幸せはなにかというものさしがなく、世間の評判に流されて生きていると、いつまでたっても幸福感に満たされない。運がいい、悪いは自分の幸せのものさし次第。定義が決まれば心は乱されない。

年齢を重ねても、記憶力そのものが落ちるわけではありません。記憶の容量を箱になぞらえると、何歳になっても箱の大きさは変わりません。ただ、加齢とともに入り口のところが狭くなり、情報が記憶の箱に入りづらくなります。つまり年を取ると記憶を引き出せなくなるというより、最初から覚えないようになるのです。

期限が決められた目標を達成するにはできるだけ「やること」の数を減らすべきです。それで余った時間や労力を「やるべきこと」にまわす必要があるわけです。

世界で通用する人は断られたくらいであきらめない情熱をとにかくどんどんぶつけていく。

正しいかどうかで判断するよりも面白さで判断したことのほうがやる気をもって行えるのです。

世界で通用する人はグチをまったく言わない。周りの人や環境のせいにしない。

間違った方向に行ったとき、間違ったリーダーを選ばなかった3割の人たちが「おかしい!」と声をあげて、世の中を変えていくしかないんです。

長寿の秘訣は「戦わないこと」「無駄な努力をしないこと」。

吉田松陰のような人、私は大好きです。高須久子になりたい。

やる気がないときは、きっと姿勢も悪くうなだれているはずです。そんなときは姿勢を正すだけでも効果的です。それから、親はいつも笑いかけてあげる。するとミラーニューロンの働きで、お子さん自身が笑顔になったように感じて、気分も上向きます。

恋を長続きさせるには新奇探索性を刺激することが大事。

健康で優秀な赤ちゃんを産める女性を見極めるためと考えられている

小さいころから妬みはよくないものだと教わりますよね。でも決してなくなることはありません。それこそソクラテスの時代から、目立つ奴は妬まれて毒殺される、みたいなことがあったわけです。妬みをなくすことはできず、あるのが自然な状態です。

人とコミュニケーションをとることが苦手な人が増えていますよね。それが仕事で成果を出しづらくしている大きな要因だと思います。

私が脳科学者という立場からアドバイスするとしたら、「今、調子がよさそうな人の真似をしないこと」です。真似をするなら「自分がいいと思った人」の真似をすることです

オススメの方法は、勝負する場所を変えること。環境そのものを、自分が運を発揮できる場所に変えてしまうのです。もしあなたが運が悪いと感じているなら、環境を自分に適したものに変えてみてはいかがでしょう。

人の悪口を言うと、ブーメラン効果によって悪口を言った自分の評価まで下がるといわれていますから、人の悪口はこらえる。そのかわり同じ噂話でも、誰かを褒める話をしてみるという戦略。すると人は直接褒められるより第三者を介して褒められた方が嬉しいというウィンザー効果によりあなたの株が上がるかもしれない。

勝負する場所をムリに変える必要はありません。でも、環境を変える選択肢もあるんだということを頭に入れておくのは、気持ちのうえでとても大きいと思います。

敵対するグループの関係を修復するもっとも良い方法は、共同で乗り越えなければならない困難を与えること。

本を読んだり、人と会って知識や知恵を吸収する。運を引き寄せるため、まずは勝負に勝つ実力をつけること。

「自分はできる!」と思えればいいが、そうでない場合は、「できる!」と思い込もうとしないほうがよい。不安を書き出したり、信頼できる人に相談することが重要。あえて不安を露呈することで、実力が発揮できるようになる。

朝に目覚めるときにはノルアドレナリンという物質が出ています。ノルアドレナリンは戦うための物質で、血糖値や心拍などを上げて、闘争できるように体を整えてくれます。これが出ているときは、やる気も高い。だから朝は、ちょっとたまっている嫌な仕事を片づけるのにぴったりです。ノルアドレナリンの効果があるのは、目覚めてから3時間くらいまで。その間にハードルの高い仕事にチャレンジしてください。

世界で通用する人はどんな仕事でも楽しいものに変えてしまう。

相手を言い負かしたそのときだけは優越感に浸れます。でも、相手と持続的に良い関係を築いていくことは難しくなってしまうのです

他人の尺度でなく自分の尺度で行動すること。他人がどう思うかではなく自分が心の底から「心地よい」「気持ちよい」と思える行動をすること。

世界で通用する人は自分が好きなことと得意なことを貫く。

世界で通用する人は楽観主義者。「なんとかなるさ」ではなく「やればできる」。

「生物的快楽のセックス」と「報酬的快楽の愛情」と、どちらも同じ快楽物質のドーパミンが出るために混乱しているのですが、セックスと愛情は別ものです。切り離して考えなくてはなりません。そして、多くの動物は性行為だけあれば十分なんです。

よく「当たる確率は低いけれど、自分は運がいいから当たるかもしれない」と考える人がいますが、これは認知バイアスがかかっているためです。宝くじの1等が当たる確率は1000万分の1です。東京都の人口のうちひとりしか当たりません。

困ったことに、脳というのは「100%好いてくれる相手」にはハマらないんですよ。そこに行けば愛情が得られることがわかっていると報酬系が働かず、快楽物質も出ない。だから中毒しないんです。でも、ある確率でしか得られないような場合は、常にそこへ行く必要がありますよね?

たとえ今の収入が低かったとしても、男性は女性に立てられたら頑張る生き物。あなたの応援で稼ぎがよくなるかもしれませんし、お互いの共感能力が上がれば、離婚はしにくくなります。こちらもとある研究の結果ですが、男性が妻の不満を15~18%解消するだけで、年収120万円分の価値があると言われています。これは男性が食後の後片付けを日に1~2回に増やすのに相当します。男性の優しさは収入と違って一生モノですよ。

一般的に運・不運は誰の身にも公平に起きていることです。運のいい人は単に恵まれているのではなく、運をキャッチするのがうまい。それと同時に不運を防ぐような行動や考え方をしているのです。その第一条件が自分を大事にしている、という点ですね。

「心の中でラッキーと思うよりも、実際に運がいいぞ!と口にした方が多くの感覚器官が働き、記憶が強化されやすくなります。声に出せば「自分が運がいい」と脳に定着しやすいのです。

なりたい人物の考え方に近づく。成功している人やこういう人になりたいというロールモデルがいたら、話し方や考え方、ファッションや持ち物までありとあらゆることを真似してみるといい。やっていることを真似しているうちに、脳の回路も似てくる。

夢を叶える人、セレンディピティを発揮できる人は夢や目標がかなった状態をいつも頭のどこかで描いている。

恋愛、友情、ほめ言葉など、色々な刺激で脳は気持ちよくなるようにできている。

愛車をていねいに扱うように、自分自身にも心を配る。ピカピカなクルマなら他人も大切に扱ってくれるように、自分を大切にしている人には、ていねいに接してくれるもの。

苦手な人を苦手だと思ってしまう自分のことも、実は自分は苦手なんです。自分との関係もあまり良くない可能性があるので、そこからまず解きほぐしていくのが一番の方法です。

脳は現実と理想の区別がつかないので現実の姿ではなく理想の姿をイメージすることです

失職するとひどく落ち込みますよね。それは社会から「いらない人間」と烙印を押されたような気になるからです。つまり失職によって失ったと感じるのは、お金ではなく「人間の尊厳」なのです。失職をきつく感じるのはそのためです。

もしあなたが、今いる場所が自分に合っていないと感じているなら、それはその場所と自分の能力が合致していないのではなく、「自分は正当に評価されていない」という気持ちが大きいのかもしれません。そういう状況では、自分を求めてくれる場所があったら、嬉しくなってそっちに行きたくなってしまうということが起こり得ます。たとえそこが社会的に問題のある場所であっても。人はそうやって道を間違ってしまうこともあるんです。

面倒なものなら妬みの感情なんてなければいい、と思うかもしれませんが、実は妬みは人が生きる上で必要不可欠なものなんです。なぜなら、人は他人と比べることでしか、満足を得られないからです。人と比べず自分の中だけで満足できればそれに越したことはないけれど、残念ながらそういう人はいない。

環境に満足する人としない人、環境に変化があった時に生き残れるのはどっちだと思いますか?正解は満足しない人です。なぜなら、常にもっと良くなろう、変わろうと準備しているので、環境の変動にすぐに対応できるからです。長い時代を経て、満足する人の多くは淘汰されてしまったと考えられます。

妬みを持った人に勝つために必要なのが、「自分はどういう観点でその人に妬みを感じるのか」を自分に問うてみることです。自分が相手に対して何に一番、妬みを感じているのか、そのポイントを見極める。苦しくともじっくり考えてみるんです。

2匹目のドジョウは、ある程度は売れます。でも、それを続けていると、その業界自体が疲弊してしまうんです。消費者は「どうせ同じものばかりしかない」と思い、テレビを観なくなり、本も買わなくなっていきます。

この人は悪いよねっていうことを叩きたくなった時には、自分がその喜びに飲み込まれていないかということを、ちょっと冷静に一拍置いて考えて欲しいんですね。これが知性の役割なんですよ。

自己愛もサイコパスも自己演出が上手でプレゼン能力がとても高い。ですから、一見さわやかで魅力的。イケメンで如才がなく、口が達者な人は要注意です

気が利かないとお悩みの方は、気が利くと思われたい相手の普段の様子をじっくり観察してみてください。そうすれば自然と行動パターンが見えてきて、一歩先回りすることができるはずです。言われてからやるのと、言われる前にやるのでは、印象は全く違います。社会人としての評価も、そういうところで大きな差がついてくるのではないでしょうか。

はみ出した人間は叩かれやすい。それなら、たとえば太っているとか、変なメガネをかけてるといったアラをわざと演出し、攻撃側のはけ口を作っておくのです。もちろん、攻撃されてもOKなものに限ります。名づけてトカゲのしっぽ作戦です。

社会が厳しい状況になると、共同体を維持しようとする「向社会性」が高まる。それは一方で妬みが強くなる窮屈な世界でもある。そんな世界ではサイコパスや自己愛性人格障害のような、社会的規範やルールを無視した反社会的人物が非常に魅力的に見える。閉塞した感じを変えてくれるのではと。

完全に人目を気にしないというのは現実的ではないので、適度に人目を気にする。それが世の中を強くしたたかに生きる、重要なコツと言えます。

人は違ってあたりまえ。たとえば同じ会社の人間でも、出世を第一に考えている人と、人生の充実感を最も大切にしている人では全く違います。良し悪しではなく、それをきちんと認め合う。その意識が過度の同調を回避させてくれます。

脳は酸素要求量が多く、栄養もたくさん使います。体としては、なるべく脳の働きを抑えて酸素や栄養などのリソースを節約したい。そこで年齢を重ねるにつれて節約モードになります。節約モードに入ると、たとえば何かを経験しても、「これは重要なことではない」と注意を向けなくなり、記憶しようとしなくなります。

人間は論理的な結論より、「俺はついてる」とか「自分だけは大丈夫」「俺は助かる」などと思い込みがちです。もし、そう考えないで、例えば危険に遭う可能性をすべて理解していたら、街は歩けなくなります。ちなみに、一生の間で交通事故に遭う確率は53%で、宝くじに当たる確率よりずっと高いんです。人間は根拠のない思い込みができるから生きていけるのです。

もっとも、恋の感情、つまり報酬系の快楽というのは、基本的には抗えないものです。刺激に対し、自動的にスイッチが入るようなものなので、なかなか抵抗するのは難しい。でも、「快楽」と「幸せ」は全く違うものなんですよね。快楽はただのエサであり、生きる幸せとは別物。これはちゃんと区別しておくべきものだと思います。

徳川家康は75歳で亡くなったんですが、今川氏真。長生きした人は共通して「決戦」よりも「自分の生活をどう楽しむか?」ということに後年ずいぶん心を砕いていくんですね。歌の先生になってみたりとか、お茶の先生になってみたりとか。そういう風にして余生を過ごすんですね。

忘れることができるのが人間の脳。

負ける人は、自分の頭で考えていない。

「勝ち」が出ると、その後はその勝ちを活かして勝負できるので、次はより勝ちやすくなります。たとえば運良く大学受験に合格する。すると次の就職という勝負でも勝ちやすくなる。同じように、一度負けた人はその後も負けやすくなる。こうして勝ちと負けの差はどんどん開いていく。つまり運が良い人とは「勝ちグセがついている人」、そして運が悪い人とは「負けグセがついている人」ともいえるのです。

「気が利く」能力は、努力次第で大きく伸ばすことができるんです。すごく気が利く子供というのはあまりいませんよね。これは、この能力が大人になってから完成すること、つまりは後天的に伸ばせることを示唆しています。伸ばすことでメリットが得られるし、大人になってからでも伸ばすことができる。こんなに伸ばしがいがある能力は、ほかにないのではないでしょうか。

悪性の妬みが生まれやすいのが、公正な競争が行われていない場所。たとえばコネや容姿など、上司や人事部の主観だけで評価が決まってしまう会社。努力が報われにくいため、陰で悪口を言い合ったり、足を引っ張ったりといったことが起きやすい。自分が前向きに努力するよりも、相手の噂や評判を落とす方に気持ちが向かってしまいがちになる。 1中野信子の名言

本当の適性を知るには、自分を客観的に見つめる必要があります。それには自分がどんなときに喜びどんなときに怒ったかなどの感情の動きを日記につけたり、信頼できる人に客観的意見を言ってもらうのも有効です。

妬みは、環境によって「良性」と「悪性」に分かれます。良性の妬みが生まれるのは、健全な競争が行われている場所です。たとえば契約件数など数字で公正に順位付けしている営業部など。この良性の妬みの環境では、努力をすればするほど報われるので、気の持ち方で大きな原動力にもなります。

女性は男性より、心を平穏にするセロトニンの量が少なく、損害回避傾向が高めです。損害回避傾向がよい方向に働くと、「後で困らないように前もって片づけよう」という計画性につながりますが、悪い方向に働くと、「もし失敗したらどうしよう」といった不安から逃れるために別のことを始めたりします。そのときは自分を納得させるため、何か意味ありげなタスクに取りかかることが多い。切羽詰まると急に部屋の掃除をしたりするのも、そのせいです。

朝早くすっきり目覚めるには、夜更かしせずに早めに寝ることが大事です。その鍵を握るのは、睡眠物質メラトニン。これが多いと眠りにつきやすくなりますが、メラトニンは朝に光刺激を受けて15時間後から増えてきます。早起きのためには、まず前日の朝にきちんと光を浴びて、メラトニンを増やすサイクルをつくることが大切。それが夜の眠たさを誘い、いい睡眠を得ることができ、翌朝の気持ちいい目覚めにつながっていきます。

「生物的な快楽」とは、おいしいものを食べたり、セックスをしたときに得られる直接的な快楽です。「報酬的な快楽」とは、農作物を育てたり受験勉強をするなど、ある目的を達成するため努力しているときに得られる快楽です。ランナーズハイなどもこれに当たります。そして、報酬的な快楽のほうが、直接的な快楽より強いんです。よく、「ゲームにハマっていてご飯を食べるのを忘れていた」ということがありますが、それは食欲によって得られる快楽をゲームが代替しているからなんですね。そして、こうした報酬的な快楽のなかでも特に強いのが「自分語りの快楽」です。SNSなどで自分の行動や考えを書くと世界中の人から「いいね!」などと肯定されます。こうした社会的報酬はセックスの快楽よりもすごく大きい。今は少子化が問題になっているので、本来ならばもっと性欲を発揮してもらわなければ困るのですが、現代はこうした強い快楽があるので、皆さんセックスをしなくなっているのではないでしょうか。

一夫一婦制のほ乳類は全体の3%しかいません。一夫一婦制の代表的な存在にプレーリーハタネズミがいますが、一匹のメスとの愛着形成ができるとほかのメスを脳が受け入れないんです。でも人間は違いますよね。再婚もするし、婚姻関係があっても、ほかの異性と浮気をします。人間の脳は一夫一婦制のほ乳類の脳とは違う構造なんです。

脳には、あらゆることに迅速に対応する「速いシステム」と、論理的・理性的に判断する「遅いシステム」のふたつがあります。情報量が多く、変化の激しい環境の中で生きていると迅速な判断が求められます。わかりやすく言えば「直感」などです。しかし、この速い決断は間違うことが多い。そこで、「今の判断は間違っていたんじゃないか」と検証するシステムを働かせます。

マシュマロ実験というものがあって、子供の前にお菓子を用意して「15分間留守にするけど、帰ってくるまでにお菓子が残っていたら、もう一皿あげるからね」と言って、その部屋を出ていきます。すると、7割の子供は15分間我慢できずに食べてしまうんです。15分待てばマシュマロを倍食べられて得をするという論理的思考は人間の進化の過程で後からできた回路なので、なかなか優位に働きません。同じように大人にも拙速な判断をする個体のほうがまだまだ多くいて、その割合はやはり7対3くらいだといわれています。もし、間違った行動を起こしたくない場合は、拙速な判断は避けるべきです。そして、じっくりと考える癖をつけるといいかもしれません。

話し合いをしていると、最初に確信を持って発言した人にシンパシーを感じる人が多いのです。そのため、後から最初の人の意見がなぜ間違っているのか、自分の意見がなぜ正しいのかをみんなが納得するように説明してもなかなかリーダーにはなれません。これも速いシステムの影響を受けていて、7対3の割合でそうなります。つまり、人間は実力のある人よりも、確信のある人のほうにひかれるのです。

これは無駄な努力をしている人が多いので、正しい努力をしてほしいと思って書いた本です。というのも、多くの人は努力の目的を出世とかお金儲けに設定しています。しかし、生物の観点から見るとそれは間違っていて、本来の目的は「生存と生殖」です。脳は生殖に最適なパートナーを探し出して、どこに行ったらおいしいものが食べられるかなど、生存確率を高めるためにいつも意思決定しています。人間の大きな目的が生存である以上、今生きている人の人生は、いいことも悪いことも含めてみんなボーナスみたいなものなんです。それならば、苦しい思いをして出世しようとか、お金儲けをしようとか考えずに好きなように人生を楽しんだほうがいいのです。

アラサー女性はどこかを妥協をすれば、「男性は必ず落ちる」と思います。多くの女性が妥協できないのは、年収と見た目でしょうね。特に見た目は、イケメンにこだわるわけでなくても譲れない人は結構いるでしょう。それでは何がポイントか。結婚したいのであれば、男性をスペックで見るのをやめたほうがいいですね。結婚は、取引という側面もありますから、こちらも条件を出す代わりに、相手の条件も飲まなければいけません。ですから、結婚後を想像して「こういう人だった育児に協力してくれそう」「自分のお母さんに優しそう」など、目先のことではなく将来を見て、あなたが一緒にやっていけそうか見るべきなのです。つまり顔がちょっとイケてなかったとしても、長期的に得できるかを見るということです。

すごく素敵な人なんだけど、その人のことが好きになれない原因の一つとして、自分と「近いニオイ」だというのがありますね。とある研究で、複数人の男性大学生の汗のニオイを集めて、女子大生に好みのニオイを嗅いでもらうという実験を行いました。すると、女子は自分とは全く違うニオイを選ぶ傾向にあったそうです。つまり遺伝子が似ている人は、直感的に選ばないようになっているんですね。遺伝子が似ていると、流産しやすかったりするので、この臭いというのはわりと重要なポイントになってきます。また、実は女性は男性を顔ではなく、清潔感とか体臭で生理的に判断するので、「何か生理的に合わないなぁ」と思ったら、それは無理に付き合うことはないのです

男性は、逆に「視覚」の生き物です。わかりやすく言えば、目、くびれ、胸、お尻ですね。女性と会ったとき、まずは「脱がせたらどうかなぁ」と考えてしまうものなんです。男性と女性の脳はそういうところが違いますね。そこを理解したうえで、男性を意識してはどうでしょう?たとえば、目はアイメイクをウルウルさせるように決めてみるとか。けっしてバッチリメイクではなく自然な感じです。また、男性は髪の毛など揺れるものに反応しやすいのでその辺も頑張ってキレイな女性を目指したいものですね。

ほとんどの生物の目的というのは「生き延びること」と「子孫を残すこと」なんですね。ですが人間だけはそうではない。「ひと花咲かせよう!」みたいなのがあって、これがすごい特異的なんですよ。本当は生き延びて生殖するために脳ができたんですけど、でもその脳が発達しすぎてしまったがために「ひと花咲かせよう!」ができちゃうわけです。

脳科学を通して伝えたいことはシンプルで「生きている者が勝ち!」ということです。私たちが生きているのは、それだけで実績なわけですよ。「生き延びるため」と「生殖するため」ということを考えると、自分がここにいるということは結果なので、ここから先のことは「おまけ」です。おまけの人生ですから、楽しんでいただきたい。

自分を大事にする姿は他人に伝わる。

人間は何かを始めるときに、最もストレスを感じます。脳内では、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されています。これが何かをするときの心理的ハードルになります。そこで、ストレスを無視して、とりあえずやってみます。すると、今度は「切りがいいところまでやらないと気が済まなくなる」という脳のクセが出て、すぐにやめられなくなります。

ホモ・サピエンスは、集団をつくることで弱い個体を守ってきたのです。それが、次世代への貢献だったのです。長い間かけて進化してきたこのシステムが、どうして、現代日本では崩壊してしまったのでしょう?こんな種は、生物として狂っています。次世代を育む行動が妨害されれば、その集団はいずれ滅びる。私が書くまでもないことです。この冷たい狂気の裏側に、努力へのすがりつくような思い、努力に対する過剰な期待があるのです。

一般的に努力というと多くの人が注目するのは野蛮な部分になるわけです。結果が出るかどうかに目を向けてしまう。お金儲けをしよう、勉強できるようになろう、というのも同じです。野蛮さしか持たない人を信用すべきではありません。あなたが、その野蛮さの犠牲になってしまうからです。無駄な部分への視線がない人は、人を傷つけることを厭わないものです。無駄な部分というのは、じつは、ヒトが仲間を思いやるという行動を可能にするために生まれた、長い目で見ると役に立つ無駄なのです。

神経質はリスクに対応できる才能。

男性と女性、どちらが妬みを感じやすいと思いますか?女へんがついているから女性のような気がしてしまいますが、実は男性のほうが妬みを感じやすいんです。それは男性のほうが「社会的報酬」を感じやすい生き物だからです。仕事で認められると嬉しいですよね。それはお給料をもらえるからではなく、社会的報酬をもらえるからなんです。つまり、仕事の本当のモチベーションは、お金ではなく、「社会から自分の存在意義を認めてもらうこと」なんです。

妬みというのは必要不可欠なものなのですが、同時に苦しい感情でもあります。私たちは、妬みとどのように対峙していったらいいのでしょうか。有効な方法の1つは、妬みの対象の相手を引きずり降ろす、です。でもこれは個人にとっても組織にとっても短期的にしか有効性が発揮されません。繰り返されると組織はやがて壊れてしまいます。では、どうしたらいいか。それは、「いい仕事をして、その人に勝つこと」です。それが、長期的に誰もが得をする唯一の解といえるでしょう。

自分が嫌だと思うポイントがわかったら、次はその人を越えるための戦略を立ててみる。超えるということは「自分がその人よりどうなれば満足できるのか」ということです。収入がその人より多ければいいのか、社会的地位が高くなればいいのか、知名度が高くなればいいのか、かっこいい男と結婚することなのか。「妬みを晴らすゴール」を考えるんです。そして、そこにたどり着く道を探ります。超えたいものが自分のなかに明確にあれば、必ず道は発見できます。その道を丁寧にたどっていけばいい。

自分の置かれている状況を客観的に見るのはしんどい作業ですが、それを可能にするのが、人間の知性です。脳のなかに前頭前皮質の背外側部というところがあるのですが、そこがこの役割を担っています。だいたい25歳で完成すると言われていますが、トレーニングしないと育ちません。若いうちに自分を客観視することで鍛えないと、中高年になってからではなかなか鍛えられないんです。でも、いったんできてしまえば、将来、多くの人に羨ましがられる才能になると思います。

そこに気づくって言うのは才能ですけどね。

仕事が立て込んでいたある日、次の仕事に向かう車中での話です。心身の疲れからか私はふと「あ、何か甘いものが食べたい……」と思いました。するとなんと、隣にいたマネージャーからチョコレートが差し出されたのです。驚いた私が「なんでわかったんですか!?」と聞くと、彼はこう言いました。「このタイミングで、先生はよく甘いものを買いに行かれますよね。だから最近ずっと持ち歩いていたんです。また先生は気が滅入ったときにため息が出るので、渡すなら今だと思ったんです」と。まさにこれこそが「気が利く」ということではないでしょうか。決して超能力や当て勘ではなく、人を観察することで得た経験的な知識を活かし、一歩先回りする。しかもこれなら、特別な能力がなくても、頑張れば誰でもできますよね。

日本人は人目を気にすることで生き延びてきた民族です。日本は地震をはじめとにかく災害が多い国。日本の国士面積は全世界の0.25%しかないのに、自然災害の被害総額ではなんと全世界の15~20%にものぼるのです。そんな国なので昔から生き延びるには人々が互いに協力し合うことが不可欠でした。だから脳の構造的に、みんなのために何かしなくちゃという気持ちが高まりやすい反面、1人だけ得しているような人には厳しい目が向きます。それは自分に対しても同様。要は「自責感情」も強いのです。災害で助かったのに「なんで自分だけ生き延びてしまったんだろう……」と悩み苦しむ方が多いのは、その一端でしょう。協力し合うことで生き延びてきただけに、日本人にとって仲間から排除されることが大きなリスクとなってきました。だから人が自分をどう思っているかにも、とても敏感なのです。

目の前には、一刻も早くやらなくちゃいけないタスクがある。でも焦れば焦るほどほかのことに目がいき、一向に進まない……。よくあることですが、実はこれ、人としてごく健全な状態なんです。脳は、生き延びるため、子孫をきちんと残すために、ひとつのことに集中しにくい仕組みになっています。たとえば、近くに危険が迫っているときや、自分の子供が泣いているとき、もし何かに集中していると、その異常を察知できません。だから脳は何かに集中せず、周りの変化に気づけるようになっている。「やらなければ」と焦るほど逆に集中できないのは、緊張感が増して脳が周りの物事に、より過敏になるからです。

集中力もいつかは切れます。そんなときの「作業のやめ方」にもコツがあるんです。それは「キリの悪いところ」でやめること。そうするとやめている状態が気持ち悪くなり、自然と作業に戻ってまた集中状態に入れるんです。これはツァイガルニク効果という心理作用で、テレビで視聴者を離さないように「続きはCMの後で!」とやるアレと同じですね。

こんな実験があります。ある人の写真を2つのグループに見せました。ひとつのグループには「この人はBakerです」と紹介しました。後によく覚えていたのはパン屋として紹介したグループでした。これは同じ単語でも、固有名詞の意味記憶で覚えるより、パンの匂いや味などの経験と結びつくエピソード起憶で覚えたほうが記憶に入りやすいことを示しています。つまり記憶箱の入り口を広げるには、物事をエピソードとしてとらえて、そのときの感情と一緒に覚えればいいのです

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