勝新太郎

勝 新太郎の名言集

痛み、失敗というのは大切なんだよ。人間は自分が痛い思いを経験するから、人の痛みも分かる。情を知る訳だ。情を知ると、自分が不幸になっても人には幸せになって欲しいと思うようになれる。少しぐらい自分が不幸になってもいいという考え方が出来るようになる。

俺の人生は年がら年じゅう、切羽詰まっている。人生の落伍者にいつなるかと楽しみながら、心配して歩いてきた。

今、俺はお前にとって必要かもしれない。でも、いずれ俺が必要でなくなる時が来るだろう。その時は、何も言わず、離れていけばいい。無理に此処に顔を出さなくてもいい。俺は何とも思わない。それでいいんだよ。

今、何十億カネかけたから大作だの超大作だのって騒ぐけど、そんなのちっとも大作じゃない。大作というのは5億でできるやつを6億かけりゃ大作なんで、百億かかるやつを五十億で作ったって、そりゃダメだよ。

女っていうのは、男を愛してくるってぇいうと、だんだん男を包みたい、最後の一滴まで絞るようなセックスに変わってくるんだよ。淫乱でそうなってくるんじゃなくて、愛しているからそうなってくる。

知らないよ。人生相談なんて、俺がお願いしたいもんだよ。執行猶予四年の俺に人生相談するというのが面白いと思って引き受けたんだ。

痛いという顔をしちゃいけないんだ。痛いという顔をしてもしなくても、どっちにしろ痛いんだから。そんなら、この痛み大好きっていう顔をするんだよ。

お前、いい眼をしてるな。目は化粧できないし、心は演技やメーキャップでも隠せないんだよ。

俺の映画はC級だ。ポストもC級。でも、A級の黒澤の映画よりも、お客さんが喜んでくれるのは、C級の俺の映画だ。C級だからいいんだよ。

俺はほら、皆の中に入っちゃうからな。他の俳優さんと会おうが、どんな人としゃべろうが、どんな大学教授と会おうが、ソクラテスと会おうが、俺を連れていつも歩いているようなもんだから。こりゃ、もうつき合いじゃない。もうずっと一緒にいるということなんだ。

ハワイで見た月も、家で見た月も、月には変わりはねぇんだけれど、何か変わっているんだ。よーく見ていると、月と俺の間に鉄の格子があるんだよ。うん、運のつきってぇ奴さ。

この空気の中には電氣菩薩みたいなものがいるんだよ。空気が俺に、そういう風にしてくれるんだよ。太陽がこうやって来て、ここへ来たら太陽があたっている。これが雨だったときは雨がそうしてくれたと思うし、太陽だったら太陽がそうしてくれたと思うし。

会ったら一生づきあいになっちゃうから。今日ここで会って、これで終わっちゃうんじゃないんだ。これから10年もずっと会わなくても、これはつき合いがあるんだよ。

私が飲まなかったり、早く引き上げたりすると、皆が寂しがると思うんでねえ。

俺は損するわ、汚く書いた奴も損するわ、だったらこんなつまらない話はないじゃないか。

俺のおカネってのはみんなウンコになっちゃうおカネだから、余ったお金はみんな人にやっちゃう。

黒澤さんの映画では本物の矢が飛んでくるそうだが、その矢に当たって死んでも本望だ。

例えば、人と人がたまたま出会って、素晴らしい関係を築くことがある。あらかじめこのような人と会うと心構えをしていれば違った関係になるかもしれない。偶然だから、完全な関係が生まれる。

俺はスター気取りの見栄でチップを出してるんじゃない、世間のことや人間のことを学ばせてもらってる授業料として差し上げているんだよ。

こういう風になった時の遊びがしたいんだ。絶体絶命のところで遊びたいの。子どもの頃から、高所恐怖症なのに断崖絶壁みたいなところに行くのが好きだった。もう、これ以上後ろには行けないという時に遊ぶ。これをやったら落っこちちゃうなんていう時に、わくわくしてくるんだね。

例え世界の黒澤だろうと、こっちは天下の武田信玄だ。武田信玄が謝るはずがない。

影を持っている人間だからこそ、光り輝くものが出てくる。影から出てくるそいつ独自の生き方、光に人は憧れるんだ。今は影のない役者がスターになれる。本物よりも本物によく似た偽物の方が扱いやすい。気位がないから使いやすいんだ。

影のない役者は光のない役者だ。俺は新しい影をつくることから始める。

大統領や総理大臣には代わりがいるだろうがオレの代わりはいないんだ。

そんなもんに頼るな。台本なんて食べちゃいなさい。

「自惚れるな!」と、ときどき自分に言い聞かせるんですよ。

金がなくちゃ遊べないけど、株で儲けたとか地上げで儲けたとか、金があるから遊べるもんでもない。粋がないとね。粋という、粋だけじゃなくて、心意気の「いき」でもある。

役者で、人の前でものを見せたりすることが出来なくなったら、これは死んでるのと同じことだよ。

昔、どうしても自分に支払いをさせてくれという男がいたんだ。何回も言うから仕方がないから、払ってもらったことがある。そうしたら、勝新を連れて飲ませていると金が掛かって困るって、そいつが言っているのが聞こえてきた。お前もそんな風に言いたいんじゃないだろうな。

口説き文句なんてぇものは人に教わるものじゃねぇよ。自分でオリジナル口説き文句をつくりゃあいいんだ。

アラーの神にお願いごとをする所じゃないよ。今までの自分を自分で見て、その自分のいい所を出す場所さ。まぁ、あんないい所はないな。ただ、部屋の鍵を外から掛けられるってぇのが、ちょっと気になったけどさ。自分の部屋なのに、自分で中から鍵を掛けられないなんてぇのがなぁ。うん、それでも聖地さ。

中村玉緒は勝新太郎なしでも存在し得るが、勝新太郎は中村玉緒なしでは存在し得なかった。

捕まった時、反省した顔をしなきゃいけないと思って、鏡を見た。反省した顔ってどんな風だろうとやってみたんだけれど、どうも上手くいかない。俺は反省に向いていない顔をしているんだな。

そういうことにしてもいいけど、そうなると、トップシーンはいいけど、ラストはおかしくなるよ。

こんなよれよれのシャツを着たボサボサ頭が、スターになれるのか!よし!俺も日本に帰ったら映画スターになってやろう。

今の顔、見たか?本当に慌てた人間の顔ってのは、ああいう顔なんだ。よく覚えとけ。

生きていながら死んでるようなやつが多い中で、死んでまた生き返った。このすごさ。頭が下がる

もうパンツははかないようにする。

主人公が悪役だからこそ、話題になるんだ。

俺をどんなに悪く書いたって、マスコミが来ると、「どうだい、ああいう書き方して売れたかい?」「あの時は儲けさしてもらいまして、部数が増えました」「そうかい」って喜んで言うさ。それがもし「いや、あの時部数が増えませんでした」と言うなら「それじゃ書くな、バカ野郎!」って言うよ。

役者は科白の奴隷じゃない。

偶然こそが完全である。

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